
日々スリムを目指して努力しているのに、痩せない!と
お悩みの方も多いでしょう。
ダイエットをしても、運動に励んでも、なかなか結果が
でない方は、自律神経が乱れている可能性があります。
皆さんもご存知の通り自律神経には、交感神経と副交感
神経があります。
日中は交感神経が優位に働き、夜は副交感神経が優位に
なりリラックスできます。
自律神経というくらいですから、自分の意志ではどうに
もなりません。
日中は元気に活動して、夜はゆっくり入浴で疲れを癒し
十分な睡眠をとることで自律神経がよく働くのです。
言うなれば理想的な生活ですね。
しかし、現代は生活習慣の乱れ、例えば寝不足、運動
不足、朝食は摂らない、仕事のストレスなどで、自律
神経も働きが悪くなってしまいがちです。
そんな方が年々増えているのではないでしょうか。
【モナリザ症候群】タイトルにある
「モナリザ症候群」をご存知ですか?
1990年に国際肥満学会でアメリカのジョージ・ブレイ
博士が提唱したものです。MONALISAsyndorome
most
obesity k
nown
are
low
in
sympathetic
activity の頭文字を取ったものです。
その内容は、エネルギー消費を促す交感神経は、昼間に
優位に働きますが、不規則な生活が続くと交感神経の
働きが悪くなり、代謝が低下することで体に脂肪がたま
りやすくなるという理論です。
博士が肥満者の摂取エネルギー量を分析すると、食べ
過ぎている人は、3割しかいないという結果も出ている
そうです。
つまり、肥満は食べ過ぎが原因ではなく、交感神経の働
きが悪い結果ということになります。
自分はそんなに食べていないのに太るという人は、交感
神経の働きが低下している可能性があるかもしれません。
【交感神経】
交感神経は日中に活発に働き、副腎からアドレナリンと
いうホルモンが出ることにより、心身が活性化します。
そして、脂肪燃焼にも一役買います。
ちまたにあふれるダイエット情報は「痩せる食べ方」
「即効痩せる運動」などの方法論が多いです。
しかし、ダイエットしても運動をしてもなかなか痩せ
ないという方は、自律神経に注目してみましょう。
ストレスも多く、食事も不規則、などを自覚する方は
どうやって自律神経を整えたらよいのでしょう。
その対処法は、メリハリのある生活をすることです。
①規則正しい生活
②運動習慣を身に着ける
生活のメリハリが、身体のメリハリにつながりますね。
しかし、生活の改善には本人の努力が必要です。
ダラダラネットサーフィンして寝不足になったり、毎日
日中は座りっぱなしの生活などを見直して、体を動かす
ことで、昼間の活動量を上ましょう。
運動は、ストレスの解消にもなりますよ。
昔と違って、現代は複雑な社会になり、生活も乱れがち
です。
そんな時代ですから、健康を維持するためには、自分で
心身ともに鍛えていく必要がありそうです。