ダンスを始めたばかりの初心者の皆さんは、両足で
ルルベするだけでもグラグラしてしまいますね。
かかとが上がっただけでそうですから、片足で立つ
なんて! ましてやそのままルルベするなんて至難
の業かもしれません。
でもダンスでは、踊るためには片足でのバランス力
が必要になります。
パッセをするにも、バットマンをするにも、そして
ターンするのも片足で軸をとり、上体がブレないよ
うしっかりと立つ必要があるからです。
【軸をとるには何が必要】
軸をとるポイントは、筋肉を体の中心に向かって締
める、そして引き上げることです。
まず、軸をとるためには腹筋をしめて身体を引き上
げます。そして、身体の中心に1本の棒が通っている
(レッスンでは軸と言いますが)と思ってください。
例えて言うなら、焼き鳥の串です。
軸となる棒が、縦に身体を貫いているイメージをし
てみましょう!
体の中心軸がしっかりあると、ルルベもキープでき
ターンもブレずにまわることができます。
重力によって、身体が下に落ちようとするのを筋肉
と言う動力モーターで、引き上げているのです。
【軸がブレてしまうのは】◎体を締める筋力が弱い
◎引き上げができていない
◎膝がゆるんでいる
◎ガチガチに身体に力が入ってしまう
◎身体の前と後ろの筋バランスが悪い
などが考えられますね。
ダンスでは片足で様々な動きをしますから、それに
対応できる強い筋力が必要になります。
ただし、どの筋肉だけ強ければよい…というわけで
はなく、全身の筋力バランスが整っていないと身体
はブレやすくなってしまいます。
そして、余計な力が入らないようにしましょう。
全身ガチガチに固めてしまうと、身体は動かなくな
ってしまいますよ。
①背筋と腹筋
骨盤の上にある上体を支えるには、腹筋と背筋の
筋力が必要です。
しかし、腹筋ばかり強いと、軸は前に倒れやすく
なり、反対にに背筋が強すぎると、軸は後ろに倒
れやすくなります。ですから、身体の前面と背面
の筋バランスは大切です。
②骨盤周りの筋肉
骨盤まわりの筋肉は、股関節動作に関わりますか
ら、骨盤まわりの筋肉が弱い人は、片足で立つと
骨盤も傾いてしまい身体はおのずと傾きます。
レッスン中もタンジュをすると骨盤が一緒に動い
てしまう方がいます。
これは骨盤まわりの筋群が弱い(使えていない)
ということです。
また、街を歩いていると腰を振りながら歩いてい
る人を見かける事があります。これは中心軸が身
体の真ん中になく、軸が左右にブレてしまってい
るからです。
このような歩き方をする人も骨盤が安定していな
い訳です。
③足の筋肉
足は、上半身を支えながら足の裏でしっかり床を
押す力が必要です。
床をしっかり踏むことで膝も伸び、それが上半身の
引き上げにつながってきます。
【やるべきこと】
ダンスエクササイズには、筋力をつけるための筋肉
トレーニングも組み込まれています。
それらをしっかりこなし、自分の弱いところを知り
そこを強化することが必要です。
そして、しっかり筋肉を使いながら身体の中心を引
き上げましょう。
骨盤はからだの中心で、軸をしっかりとるには背中
や腹筋も一緒に働いている事をお忘れなく。
最後に
理屈もいろいろありますが、何度も挑戦することです。
身体が軸を覚えるまで、何度も何度も繰り返しやって
みましょう。
すると、ある時、フッとできる瞬間があります。
そしたらしめたものです!身体が(筋肉)軸を覚えた
のです!
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ダンスを踊る身体は、竜巻のように上体を巻き込み
ながら引き上げ 天に向かってエネルギーを巻き上
げる力が必要なのです。
そして 感性も磨いてください!
ダンスは感性を大切に踊りたいものです。
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