
世の中スリムを目指す風潮が真っ盛りですが、いったい
いつごろから始まったのでしょう。
写真は、当時日本でも大変話題になった小枝のように
細いモデルのTwiggyですが、まさに大人気でした。
【食生活の変化】日本人の食生活が欧米化し、お米や季節の野菜、魚や
大豆製品をメインにしていた食文化が、パンや肉と変化
しそれに伴い、脂肪の摂取量が増えました。
それと共に、肥満体型の方が増えました。
経済成長と共に、美味しいものはどんどん増え、お腹が
いっぱいでも甘いものは別腹と、空腹感とは別の食欲が
刺激されて、ついつい食べ過ぎてしまう時代です。
しかし、スリムな女優やモデルなどをテレビや雑誌で
目にし、スリム願望も増えました。
【時代の変遷】1960年代後半に、イギリスからモデルのTwiggyが来日
しました。
細身でミニスカートから長く伸びた脚に、日本の女性
はあこがれ、ダイエットブームがおきました。
世界的にも、グラマラスな身体より細身な身体が魅力的
と言われていました。
当時は、痩せている事だけがもてはやされていた感が
あります。
そして『ダイエット』や『カロリー』『シェイプアップ』
等と言う言葉も一般的になりました。
その頃は、激ヤセによる拒食症などの問題も多く起こり
ましたが、現在もやせるための◯◯、やせるには◯◯を
◯◯で痩せよう等と言う、見出しの広告を多く見かけ
ますね。
【ダイエットブームの変遷】
1970年代、最初のダイエット本としてベストセラーに
なった『ミコのカロリーブック』弘田三枝子著があり
ます。
今でも、ダイエット本は出せば売れるのですから昔も
今も女性のやせたい願望は変わらないという事ですね。
食品に関しても、ダイエット食品が多く出始め、ぶら
下がり健康器、ルームランナーなどのフィットネス
用品から、リンゴ、こんにゃく、ゆで卵、などの単品
ダイエットまでが流行しました。
当時は、健康面はないがしろにされていた感があります
が、2,000年代に入ってからは、身体の健康面を考えた
うえでのダイエット法が増えてきました。
【フィットネスの変遷】
1980年代に、アメリカからエアロビクスが入ってきて
多くの女性たちがこぞって参加しました。
ジェーン・フォンダのワークアウトをはじめ、女優が
出すエクササイズビデオなどが大人気でした。

今までにない新しいエクササイズで、エアロビクスの
ファッション性と痩せる!が、日本の女性たちにヒット
したのでしょう。
『若いころ、エアロビクスやりました』と言う方も
けっこう多いのを見てもかなりのブームだったことが
分りますね。
この私も、そのころからエアロビクスの指導を始め
たので懐かしく思い出します。
そのブームも落ち着き、現在はブティックスタジオ系
が1つのブームになっています。
エクササイズの内容も、ヨガ・ピラティス・パーソナル
など、フィットネスも時代と共に、様々変化と成熟を
してきました。
基本は少しでもきれいに痩せたい、健康でありたいと
いう事でしょう。
ただ単に痩せるではなく、健康のためにと関心がシフト
してきました。

運動の選択肢もいろいろ増えた現在、自分に合った運動
が見つかれば、それを楽しく継続する事で、今の自分を
より良い状態にすることが可能になります。
自分の姿に責任を持つ意識は大切ですね。
シュッと立ち、サッサと歩き、その姿がきれいである
よう皆さんも運動を心掛けて、健康な毎日を送るよう
努力したいものです。
ホームページもご覧ください
http://fit-plus.jp/